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競輪の始まりは小倉競輪場!70年にも渡る歴史を各年代ごとに徹底解説!

競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。

今回は競輪の歴史について皆さんに紹介します。

競輪の歴史_TOP

時間という概念がある以上、全ての事柄に「歴史」があります。

それは「競輪」も同じです。

競輪の歴史を知ることで、競輪への理解が深まりもっと競輪が楽しくなるでしょう。

ということで!

今回は競輪の歴史をご紹介します!

競輪発祥から現代までの歴史・競輪の歴史が大きく動いたニュースなども網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。

競輪は70年の歴史ある競技!ルーツは戦争!?

競輪は70年の歴史ある競技!ルーツは戦争!?

競輪が誕生したのは、戦後すぐのこと。

まだ日本がGHQの統治下にあったでした。

当時の日本は敗戦したということもありお金がない状態

それを打開すべく、当時から人気だった「競馬」に続けて自転車競技を通して資金調達をすることが目的で「競輪」が誕生しました。

それから約70年。

数々の苦難や問題がありながらも、競輪の運営者・選手・ファンの力によって乗り越えて現在の形になりました。

競輪の初開催は「小倉競輪場」

競輪の歴史_競輪の初開催は「小倉競輪場」

今は公営競技としてかなり発展している競輪ですが、誕生した当時はかなり先行きが心配されていました。

その理由は、競輪場の開設工事です。

2023年現在、日本の工事・建築技術は世界中から注目されていますが、1948年の日本の技術はかなり手作業が多く「まともなものが仕上がるとは思えない」というのが一般論。

それに加え、お金がない日本にとって建築費用はかなりの痛手です。

そんな無謀とも言える案にいち早く手を挙げたのが「福岡県小倉市」。

周りからの反対を押し退け、競輪場の建設承諾に漕ぎ着けました。

こうして競輪発祥の地「小倉競輪場」が誕生

1948年11月20日・初の競輪競技が行われました。

結果は大成功。

収益的には予想を遥かに上回り、財政難打開策の1つとして多くの自治体が競輪競技に参加するようになりました。

当時の券種は単勝と複勝のみ

競輪の歴史_当時の券種は単勝と複勝のみ

2023年現在、競輪の券種は7種類あります。

  • 3連単
  • 3連複
  • 2車単
  • 2車複
  • 2枠単
  • 2枠複
  • ワイド

しかし、第1回第会で発売されていた車券は「単勝」「複勝」のみ。

つまり、1・2着を予想するだけの競技であったということです。

これは、競輪が競馬を参考にして作られたからだと考えられます。

当時は、ギャンブルはかなり難しいものと考えられていました。

また、戦後の財政立て直しのために誕生したギャンブルが難しいものであったなら、客がつかないという懸念もあったのでしょう。

当時の競輪のニーズが「当たりやすさ」だったことが単勝・複勝しか販売されていなかった理由と言えます。

【年代別】競輪の歴史をご紹介!

たくさんの方の力を借り、社会復興のために誕生した競輪は思ったよりも良いスタートを切ることができました。

では、その後現在に至るまでどのような歴史を積んできたのでしょうか。

ここからは、競輪の歴史を年代別にご紹介します。

1940年代

西暦 出来事
1946年~1947年 海老澤清・倉茂貞助が国際スポーツ株式会社を設立
1948年6月 自転車競技法案可決
1948年8月 施行開始
1948年11月20日 小倉競輪場で日本初の競輪を開催
1949年1月15日 大宮競輪場で東日本初の競輪を開催
1949年6月 第1回日本選手権競輪が開催

1940年代の日本は、第二次世界大戦の真っ只中

終戦を迎えたのは1945年です。

厳しい経済状況を打破するため早々に手を打ち、わずか3年で競輪が開催。

見事なスタートダッシュを決め、その後数年で東日本でも競輪が開催されるようになりました。

1950年代

西暦 出来事
1950年4月 第1回高松宮杯競輪が開催
1950年8月 第1回全国都道府県選抜競輪が開催
1951年11月 第1回競輪祭競輪王が開催
1956年5月 第1回オールスター競輪が開催

競輪が誕生してから10年足らずで、競輪は全国で開催されるようになりました

1950年代の競輪は、今もなおG1として開催されているレースが多く開催された年。

この頃は、まだ重賞レースという概念はありませんでしたが、当時から「大会」として扱われていました。

また、1953年には全国の63ヶ所に競輪場が開設

まさに競輪ブームの真っ只中と言えるでしょう。

1950年代から、競輪は大きく発展していきます。

1960年代

西暦 出来事
1962年1月 第1回競輪祭新人王が開催
1963年3月 全国争奪競輪(ダービー)決勝が初のテレビ放映
1965年12月 松本勝明選手が通算1,000勝を達成
1966年2月 第1回秩父宮妃賜杯競輪が開催

1960年代に入ると、競輪界は早くもベテラン・新人に分かれます。

もちろん、ベテランである選手の方が実力があることが多く、この頃新人が勝てることはほとんどありませんでした。

それに伴い、競輪ファンが減少傾向に。

その問題を解決すべく開催されたのが「競輪祭新人王」です。

この大会は、新人選手の最強を決める戦いで、第1回からかなり白熱したレースになりました。

ベテラン選手の中では通算1,000勝を達成する選手も出てきて、また競輪の人口は右肩上がり。

競輪ファンの人口は約3,000万人を超える勢いにあったそうです。

1970年代

西暦 出来事
1975年8月 世界選手権自転車競技大会で阿部良二選手がスクラッチ3位入賞
1977年8月 世界選手権自転車競技大会で中野浩一選手がスプリント優勝

これまで、戦争などで日本人と外国人の関係は良いと言えるものではありませんでした。

しかし、日本人初の優勝者が出るなどして、日本人・国が外国から認められるように

日本の競輪が世界に名を轟かす始まりとなった年です。

1980年代

西暦 出来事
1983年4月 KPK制度の実施およびS・A・Bの3階級制に
1985年8月 第1回全日本選抜競輪が開催
1985年12月 第1回KEIRINグランプリが開催(立川競輪場)
1986年9月 世界選手権自転車競技大会で中野浩一選手スプリント10連覇
1988年6月 井上茂徳選手が史上初のグランドスラム達成
1988年10月 第1回共同通信社杯競輪が開催
1989年1月 第1回国際ケイリングランプリが開催
1989年12月 第1回ふるさとダービー競輪が開催

昭和後期に入った日本は、経済絶頂期である「バブル期」に突入。

経済状況が爆発的に良くなり、競輪もこれまで以上の売り上げを叩き出します。

1989年には、1兆6852億円という車券売り上げを記録しました。

これは、競輪が始まった当時の金額の約7,000倍。

競輪という公営競技が、いかに日本経済に貢献しているかがわかります。

また、1989年には国同士の戦い「国際ケイリングランプリ」がスタート。

サッカーでいうワールドカップ的な扱いのレースで、初代王者は日本でした。

1990年代

西暦 出来事
1990年5月 世界選手権自転車競技日本大会特別記念レースが開催
1992年5月 第1回世界選手権記念トーナメント(現在の寬仁親王牌)が開催
1995年1月 阪神淡路大震災により近畿地区競輪場が崩壊。後に震災復興競輪が開催
1996年7月 アトランタ五輪で十文字貴信選手が1kmTTで銅メダル
1998年7月 函館競輪場で初のナイター競輪開催

1990年代は、バブル期後期。

1989年に見せた売上からさらに伸び、1991年には競輪の歴史上最大売上となる1兆9,953億円を達成しました。

しかし、それ以降競輪の売上は少しずつ下がり傾向に。

1995年には、日本の歴史上最大の地震と言える「阪神淡路大震災」がおき、一部の競輪場が被害に遭いました。

そんな競輪の売り上げを戻そうとする動きの中で、函館競輪場が初のナイター競輪を開催。

全盛期ほど売り上げが戻ることはありませんでしたが、競輪の新たな道が開かれる年となりました。

2000年代

西暦 出来事
2001年12月 第1回ヤンググランプリ競輪が開催
2002年2月 第1 東王座戦・西王座戦競輪が開催
2003年5月 第1回ワールドグランプリ競輪が開催
2005年8月 第1回サマーナイトフェスティバル競輪が開催
2008年1月 F1、F2が12レース制に変更。S級S班創設
2008年12月 第1回SSカップみのり競輪が開催
2009年5月 第1回SSシリーズ風光る競輪が開催

20世紀に突入。

それと同時にさまざまな動きがみられ、競輪界も大きく動き始めました。

2000年の競輪界の大きな出来事といえば、シドニーオリンピックで「ケイリン」が正式種目として採用されたことでしょう。

それにより、日本の競輪の認知度はさらに増すことになりました

また、2003年には開催当初から券種に含まれていた「単勝・複勝」が撤廃。

さらに、S級S班という階級が新たに加わり、現代の競輪の形に大きく近づいた年となりました。

2010年代

西暦 出来事
2011年1月 小倉競輪場で初のミッドナイト競輪開催
2012年6月 ロンドン五輪で女子ケイリンが正式種目として採用
2012年7月 ガールズケイリンが始まる
2012年11月 モーニング競輪の開催が始まる
2014年1月 第1回 KEIRIN EVOLUTION開催
2017年3月 第1回 ウィナーズカップ開催

2010年代に入ると、競輪界に売り上げは全盛期の半分以下になっていきます。

その傾向を打開しようと立てられた案が「ミッドナイト競輪」です。

ミッドナイト競輪は、無観客開催のため競輪場を運営する人件費を大幅に削減できる施策。

これにより、微量ながらも売り上げは回復傾向になりました。

また、2012年には「ガールズケイリン」がスタート。

新たな競輪の幕開けとなった年でした。

現代

西暦 出来事
2020年1月 新型コロナウイルス感染症により競輪場利用者数が激減
2021年2月 石井寛子選手が通算400勝を達成
2021年10月 千葉競輪場が改修されPIST6が開催
2022年1月 新型コロナウイルス感染症が拡大し計7開催が中止
2022年12月 競輪選手史上初となる年間獲得賞金額3億円を達成(脇本康太選手)

2020年からは、新型コロナウイルス感染症が広まった年で、競輪界も大きく打撃を受けた年になりました。

ただ、ミッドナイト競輪の開催やアプリなどのお陰で売り上げは落ちることなく上昇

2022年度も昨年よりかなり高い水準で売り上げが伸びています。

また、2023年にはガールズケイリンに3つのG1レースが新設。

競輪の新たな歴史が生まれる年になります。

【競輪の歴史を変えた!】分岐点となったニュース・事件を大公開!

競輪という1つの競技の中には、たくさんの想いや歴史があったことがわかったでしょう。

その歴史の中で、分岐点となったニュース・事件をご紹介します。

スポーツ選手で初めて1億円を手にしたのは競輪選手

競輪の歴史_スポーツ選手で初めて1億円を手にしたのは競輪選手

競輪の歴史の中で、あまり一般に知られていない項目があります。

それは「年間獲得賞金」です。

当時から日本のスポーツは多くありましたが、年間獲得賞金額1億円を初めて達成したスポーツは競輪なのです。

これを達成したのは、ミスター競輪と呼ばれる「中野浩一選手」

1980年、中野浩一選手が世界選手権自転車競技大会で10連覇を達成した年でした。

この記録は、世界にその名を示し日本のスポーツを発展させたとともに、競輪選手を目指す人口が増えるきっかけに。

日本の競輪という競技が新たなステージに進むためのトリガーになりました。

大きなトラブル・規制により衰退

競輪の歴史_大きなトラブル・規制により衰退

小倉競輪場で第1回競輪競技が行われてから、競輪場数が激増。

2年で競輪場数は50会場・3年で63会場になりました。

これは、日本のスポーツとしては異例の出来事。

競輪という競技が日本経済を回復させる重要なものであったことがわかります。

しかし、良いことばかりではありませんでした。

競輪場が一気に増えたことにより、競輪の運営側が注意してみるべき範囲も増加。

それが間に合わなくなり競輪選手のルール違反や不祥事”も増え始めました。

また、そのような事態があったときに被害に遭うのは「競輪ファン」であり、お金が絡んでいる以上黙っていません。

当然のように「暴動」が起きてしまいました。

暴動が起きたことにより、競輪という競技がマスコミから大きく非難を浴び、2ヶ月間の開催自粛。

競輪のルールや規則・施設など、根本的な問題から見直しが必要な状態になりました。

最終的には、当時人気があった「京都・豊中・後楽園」などの多くの競輪場が廃止

これまで、公営ギャンブルの第1線にいた競輪ですが、他の公営ギャンブルよりも人気・売り上げが下がる事態になってしまったのです。

競輪の衰退を救ったのが「KEIRINグランプリ」

競輪の歴史_競輪の衰退を救ったのが「KEIRINグランプリ」

開催から20年以上右肩上がりだった競輪の売上は下がる一方。

世間からは「競輪は衰退した」という認識に変化します。

競輪が開催された目的は日本経済の回復ですが、このままではむしろ経済悪化の原因

競輪の人気を復活させなくてはいけないという大きな問題に直面したのです。

その問題を打開するために作られたのが「KEIRINグランプリ」。

結果、競輪の売上は回復し、競輪の衰退を止めるどころか売り上げは増加し始めました。

依頼、KEIRINグランプリは最高峰のレースという認識があり、競輪の売上の10%以上を担っています。

競輪の歴史まとめ

今回は、競輪の歴史についてご紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

まとめると以下の通りです。

  • 競輪発祥のルーツは「戦争」
  • 競輪ができた理由は日本経済の回復
  • 競輪発祥の地は「小倉競輪場」
  • 当時競輪で販売されていた賭式は「単勝・複勝」のみ
  • 競輪の売上が落ちた原因は管理しきれなかった運営側
  • 競輪の衰退を救ったのは「KEIRINグランプリ」

歴史は繰り返すもの。

競輪も、売上・人気などの増加・減少を繰り返し今に至ります。

ここ数年増加傾向にある競輪の売上ですが、これからまた減少することもあるでしょう。

ただ、それは良くないことだけではありません。

その度に分岐点が生まれ、新しく生まれ変わります。

その歴史を間近で見れる今を・未来を大切にしていくために歴史は存在するのです。

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