競輪のラインを組む理由・裏切り・八百長の噂まで徹底調査!
競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。
今回は、競輪のラインについて紹介します。
競輪は公営ギャンブルの中で最も的中率と回収率のバランスが良いです。
しかし、他の公営競技と比較すると予想が難しいと言われています。
その原因となっているのが競輪特有の「ライン」。
「ラインを制すものが競輪を制す」と言われるほどで、競輪予想でラインを無視することはできません。
ただ、裏を返せばラインについて深く理解すれば、レース展開を読む力が身につくということです。
そこで今回は、競輪のラインについて徹底解説!
ラインとは何か・組む理由・4つのパターンと特徴・予想への活かし方についてご紹介します。
「これから競輪を始める」という初心者の方にとっては、まず初めに覚えていただきたい事項。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
競輪のラインとはレース中に組むチームのこと
競輪のラインとは「レース中に組むチームのこと」。
競輪は個人の力と同様もしくはそれ以上に、ラインの力がレースの展開に大きな影響します。
「競輪は団体戦」という言葉も存在するほどです。
もちろん出走する選手全員が上位を狙っているため、レース終盤では崩れます。
しかし、基本的にレース中盤まではライン同士の争い。
競輪は個人戦でもありチーム戦でもあるということを理解しておきましょう。
ガールズケイリンにラインが存在しない理由
ガールズケイリンにはラインが存在しません。
理由はガールズケイリンと男子競輪では”ケイリン”と”競輪”で厳密には異なる競技だからです。
“ケイリン”の競技規則は国際自転車競技連合(UCI)の定めるルールに則っており、個人の実力がレース結果に反映されやすいスポーツ性が高いルールとなっています。
このルールの違いが、ガールズケイリンと男子競輪でそれぞれ違う魅力があることに繋がるので、押さえておきましょう。
ラインと並びは指すものが異なる
ラインとよく勘違いされる競輪単語として「並び」というものがあります。
ラインと並びでは全く違うものを指す単語のため注意が必要。
それぞれが指す意味は以下の通りです。
単語 | 意味 |
---|---|
ライン | レース中に組むチームのこと |
並び | チームを構成する選手の順番 |
例えば「ラインを読む」と「並びを読む」では、目的も当然変わってきます。
どちらも競輪予想をする際は大切なことなので、混同しないようにしましょう。
ラインを形成するメリットは脚質を活かした走りができること
そもそも競輪には、なぜラインというものが存在するのか。
個人戦で戦うほうが有利であるならば、わざわざラインを組む必要はないはずです。
ではなぜラインを組むのか、ご紹介します。
競輪でラインを形成するメリットは「脚質を活かした走りができる」から。
競輪選手には各々が得意とする走りが存在し、その特徴から「逃脚」「追脚」「両脚」と3種類の脚質に分類されます。
これらの脚質を活かし、最大限のパフォーマンスをするためにラインを組むことは必要不可欠なのです。
ラインを組む上でのそれぞれの役割
2選手以上で構成されるラインは、どこの位置を走るかによって与えられる役割が変わります。
では具体的には以下の通りです。
- 先行はより前に出ることでラインを上位に運ぶ
- 番手は後方ラインをブロックする
それぞれ詳しく説明していきます。
先行はより前に出ることでラインを上位に運ぶ
ラインの先行する選手は基本的に前に人が居ません。
そのため、自身のタイミングで仕掛けたりコース変更をしたりすることが可能です。
そんなラインを先行する人には、積極的にレース展開を作りラインをより上位に上げる役割があります。
ただ、走るときに受ける空気抵抗が多いので、スピードを維持するためのスタミナが求められるでしょう。
番手は後方ラインをブロックする
ラインの先行選手の後ろを走る選手を番手の選手といいます。
番手選手は前に他の選手が走っているため空気抵抗を少なくして走ることが可能。
一見楽なポジションに思えますが、一概にそうとは言えません。
後方から迫ってくる別のラインの選手にまくられないようにブロックする役割があるからです。
ただ前に向かって走るだけでなく、後ろを気にしながら走らなければいけないため、非常に難しいポジションであるといえるでしょう。
ラインで決まる確率は48%
競輪はラインを組むチーム戦で、同じラインの選手のみで決着する事をスジ決着といいます。
その確率は48%と約半数です。
競輪場によってスジ決着になりやすい競輪場・なりにくい競輪場はありますが、割合に大きな変化はありません。
基本的に競輪では7車以上が走るレースで3着までの的中を予想します。
そのため、このスジ決着の割合を知っておくだけで、競輪予想の方法はかなり変わってくるでしょう。
ラインの決まり方は選手間の絆が関係している
競輪のラインは上位決着をするためには非常に重要です。
そのラインの決まり方には選手間の絆が深く関係しています。
基本的な決まり方は以下の4つです。
- 隣接地区
- 同地区
- 同県
- 同じホームバンク
それぞれ詳しく解説していきます。
隣接地区
競輪では、以下8つの地区が定めれられています。
地区 | 同地区の都道府県 |
---|---|
北日本 | 北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島 |
関東 | 茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・山梨・長野・新潟 |
南関東 | 千葉・神奈川・静岡 |
中部 | 石川・富山・三重・岐阜・愛知 |
近畿 | 滋賀・京都・奈良・大阪・和歌山・福井・兵庫 |
中国 | 鳥取・島根・広島・山口・岡山 |
四国 | 香川・高知・愛媛・徳島 |
九州 | 佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・福岡・鹿児島・沖縄 |
この地区分けを基準にするラインの決まり方で最も絆が弱いのが、隣接地区で組む方法です。
関東地区と南関東のラインや、近畿と中国のラインなど、隣の地区で組まれることを指します。
この場合は選手同士はプライベートはおろか、練習でも関わる機会が少ないため、絆はほぼないと思って良いでしょう。
そのため、隣接地区で組まれたラインはそこまで強くありません。
ただ、隣接地区のラインがベタラン同士だった場合、その選手達の絆は深いこともあります。
その場合は、同地区と同じかそれ以上の強さを持つラインの可能性もあるので、選手達の関係まで調べておくことができると、ライン予想からの勝率は高くなるでしょう。
同地区
隣接地区よりも絆が深いと判断できるラインの決まり方は同地区での組む方法です。
これはラインの組まれ方で最も多く、競輪場の数・競輪選手の人数・1レースに出走する選手の数が関係しています。
競輪場は全国に43ヶ所あり、毎日どこかの競輪場でレースが開催。
そのため、同じ競輪場の練習仲間や同じ県出身の選手と一緒にレースに出ることはほとんどありません。
加えて、競輪選手は約2,300人。
さらに、1レースで出走する選手は多くて9人です。
なので、8つに分類される地区の仲間が最も大きな枠の中で絆があるメンバーということ。
ラインの構成のほとんどはこの同地区で組まれるので、しっかりと把握しておきましょう。
同県
同じ県でラインが組まれる場合、そのラインは同地区で組むよりも更に絆が深い傾向にあります。
同じ県であれば生活圏内が似ている選手もいるはずです。
中には競輪の練習外でも交流が見られる選手もいます。
隣接地区や同地区の選手よりも、深いコミュニケーションが取れているのは容易に想像できるため、絆も深いと言えるのでしょう。
ただ、同じ県同士でもライバルや敵対視している選手もいるのが事実。
仮にライバルだった場合、そのラインは走行中に崩れる可能性も考えられます。
さらに、敵対視していた場合はラインどころではないでしょう。
選手達のSNSからもどの選手と仲が良いのかを調査できる可能性があります。
なので「最近ライン予想がうまくいかない」なんて人は、各選手について調べてみるのも勝率を上げる鍵となるでしょう。
同じホームバンク
最も絆が深いラインの決まり方はホームバンクが同じ選手同士でラインを組む方法です。
ホームバンクとは、選手がいつも練習している競輪場のこと。
同じホームバンクの選手であれば、日頃の練習から互いの走りを見ていることがわかります。
当然、絆は深いと言えるでしょう。
そのため、同じホームバンクのラインがあった場合そのラインは活躍しやすいです。
仮に、ホームバンクのラインがホームバンクでのレースに出走した場合、最も信頼度が高いラインと言っても過言ではありません。
なので、あなたが着目する選手やラインの仲間についてしっかりと学んでおくことが必須。
それができれば、ライン予想の精度・競輪での勝率は上がるのではないでしょうか。
ラインのパターンは全4種類!それぞれの特徴をご紹介!
ラインは直接的にレース結果に影響する重要な要素ですが、分かれ方はレースごとに異なります。
ラインのパターンは大きく分けて4種類です。
- 先行1車
- 2分戦
- 3分戦
- 4分戦(コマ切れ戦)
それぞれ詳しく特徴を解説していきます。
先行1車は逃脚が活躍しやすい
先行1車とは、文字通り1人の選手が単独で先行しているパターン。
先行選手はラインを組まずに単騎で最前を走っていて、残りの選手は「追脚・捲り・オールラウンド」の選手で構成されているレースです。
このパターンでは「逃脚」という自力のみで戦う力を持つ選手が活躍する展開が多い傾向にあります。
では、なぜ先行1車のレースは「逃脚」を持つ選手が活躍しやすいのか。
それは、同じ脚質を持つ選手がいないからです。
同じ脚質の選手が他にいた場合、その選手同士で駆け引きが起きます。
その間に体力や気力が消耗し、後半で巻き返せないなんてこともあるでしょう。
一方、同じ脚質がいないレースの場合はそんな駆け引きはしなくても良い。
つまり、自分のことだけを考え、常に自分のペースで走ることができるのです。
ただ、いくら「逃脚」の選手が活躍しやすいと言えど、後方の選手の方が強ければ先行選手は捲られてしまうなんてことも起こり得ます。
加えて、1周が長い競輪場であれば先行選手は足が持たないなんてことも。
なので、後方にいる選手の強さまでしっかりと把握しておくことが重要です。
このパターンはよくあるので、必ず押さえておきましょう。
2分戦は展開が読みやすい
2つのラインで構成されるレースが2分戦です。
9車縦のレースでの2分戦はかなり珍しく、主に7人以下の選手で行われるレースで見られます。
そんな2分戦の特徴は、レース展開がわかりやすいと言う点。
主なレース展開は「先行まくり・突っ張り先行」の2つしかありません。
それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。
先行まくり | 突っ張り先行 |
---|---|
スタートで先行を取ったラインが残り約2周のタイミングで後ろに下がり 最終周から捲りを仕掛ける |
スタートで先行を取ったラインが下がらずに そのまま後ろのラインをブロックする |
この2つに共通しているのは、先行ラインの先行選手の強さが鍵という点。
先行の選手が強ければ、どちらのパターンでも先行ラインが勝つでしょう。
しかし、先行の選手が実力不足だった場合、負けるパターンが多くなります。
なぜなら、先行選手は風の影響を最も受けやすいからです。
特に、ずっと先行を走り続ける突っ張り先行で先行ラインが逃げ切る展開はほとんどありません。
2分戦では、突っ張り先行の展開は不利になるのでほとんどなく、先行捲りが多いと言うことを覚えておきましょう。
3分戦はラインの実力差が出やすい
競輪で最も多いのがこの3分戦です。
3分戦は「先行・番手・3番手」としっかり分かれることが多く、ラインの絆がはっきり出る展開が多くなります。
また、「3分戦はスジで買え」と言う格言も存在し、ラインの選手同士が1,2着をとるスジ車券が多いのも特徴です。
そんな3分戦のレースがあった時に考えるのは以下の3つ。
- ラインの強さ
- ラインの選手の能力
- 直近の決まり手
例えば「123-4567-89」と言うライン構成だった場合。
それぞれのラインの選手の競走得点を足して人数で割り、その点数が最も高かったラインが有力と言えます。
ただ、競走得点とはただの指標の1つに過ぎません。
そのため、選手の個々の能力も重要です。
いくら競走得点が高いラインだとしても、その選手が得意とするポジションにつけていない場合、そのラインは有力ではないと言えるでしょう。
また、選手の能力を把握する上で直近の決まり手も見ておくことが重要です。
これらの点を押さえておけば、3分戦がどのような展開になるかをおおよそ予想することができるでしょう。
4分戦(細切れ戦)荒れやすい
4分戦(細切れ戦)は、文字通り細かくラインが分かれるレース。
ライン数が多のに加え、単騎の選手の動きによって展開が大きく変わってくるため、レース展開が読みにくく荒れやすいという特徴があります。
また、単騎の選手が活躍することもあるため、ラインやスジで決着しにくいという特徴も。
そんな4分戦は、単騎選手・ラインの後方選手の強さに注目することが重要です。
ただ、単騎選手が強ラインの後ろにつけていた場合、そのラインの後方選手のブロックで前に出させてもらえないなんてことも考えられます。
なので、単騎選手の経験値や直近のレースの動きを把握しておくこと、強ラインの選手強さを理解しておくことが4分戦で勝つためのポイントです。
ラインの並びを自身で読むための3つのステップ
競輪予想は1~3着の着順を当てなければいけない車券が存在します。
そのため、ラインのパターンから有力ラインを見極めるだけでなく、その並びも把握しておくことが必要。
基本的にはレース前に出走表と合わせて並び予想が公開されていますが、極稀に公開されていない場合があります。
その時は自身で並びを予想しなくてはいけません。
そこで、ここからはラインの並びを自身で読むための3つのステップをご紹介します。
- 選手の出身を確認
- 選手の脚質を確認
- 選手の事前コメントを確認
予想をより合理的なものにするために必ず押さえておきましょう。
ステップ1「選手の絆から別れ方を予想」
前述したようにラインの決まり方には選手間の絆が関係しています。
そのためラインを並びを予想するためには、まずラインがどのようなパターンで分かれるのかを予想しなくてはなりません。
基本的には絆の強さは出走表を見れば把握できます。
- 同地区
- 隣接地区
- 同県
- 同じホームバンク
上記の事項を確認して、どのパターンでレースが展開されるかを想定しておきましょう。
ステップ2「選手の脚質を確認」
ラインのパターンが決まれば、次は脚質に注目しましょう。
「逃脚」「追脚」「両脚」の3種類がそれぞれ付きやすい位置は以下の通りです。
脚質 | 付きやすい位置 |
---|---|
逃脚 | 先行 |
追脚 | 番手 |
両脚 | 先行or番手 |
両脚の選手は基本的にどのポジションでも走れるオールラウンダーな選手です。
他の選手が皆逃脚の選手であれば番手に、他の選手が皆追脚であれば先行にと臨機応変に対応します。
ステップ3「選手の事前コメントを確認」
出走表を見ると選手の事前コメントを確認できます。
ここではレースで「自分はどの選手とラインを組むか」「どの位置で走るか」がわかるコメントをしているケースが多いです。
よく見るコメント例とそのコメントの場合に付く位置は以下の通り。
コメント例 | 付きやすい位置 |
---|---|
自力で | 先行 |
前で頑張ります | 先行 |
〇〇君 | 番手 |
〇〇へ | 番手 |
〇〇をマーク | 番手 |
1人で | 単騎 |
このコメントを見ればだいたいの並び予想は可能です。
ステップ2までにした自分の並び予想と選手のコメントが一致しているかを確認しておきましょう。
ラインの読みを活かした予想の仕方をご紹介!
ライン・並びの読み方を覚えていただけたでしょう。
ここからは読みを活かした予想の仕方をご紹介。
- 先行選手のB(バック)とH(ホーム)の数を確認する
- コマ切れ戦は有力ラインと単騎を軸に予想
- 並びに実力差があればスジ決着の可能性を捨てる
それぞれ押さえておくことで的中率が上がることは間違いないので、是非参考にしてください。
先行選手のB(バック)とH(ホーム)の数を確認する
ライン予想をすると、極稀に有力ラインというものが複数あることがあります。
投資金額に余裕がある人は有力ラインの数だけ、予想を組み車券を購入しても良いですが、1ラインに絞りたい人もいるでしょう。
そんな時におすすめなのがB(バック)とH(ホーム)の数を確認することです。
Bの数はラスト1.5周時点で先行に立っていた数で、Hの数はラスト1周の時点で先行に立っていた数。
仮に写真の3・4番車の選手が別々のラインの先行で共に有力ラインだと予想されることにします。
この場合BとHともに3番車の選手の方が数が多いため、有力ラインを1つに絞るのであれば、3番車の選手がいるラインの方が良いと言えるでしょう。
コマ切れ戦では2名の有力ラインと単騎を軸に予想
ラインの分かれ方がコマ切れとなった場合、仕掛け合いが激しくなるため、予想が難化することが多いです。
そこで注目したいのが2名の有力ラインと単騎の選手。
2名の有力ラインは見つけることができれば、大人数のラインがないコマ切れ戦ではブロックされることも少ないため先行しやすいと言えます。
また、単騎の選手は大人数のラインがないコマ切れ戦では自由に動き回りやすいため、車券に絡んでくることが十分に考えられるでしょう。
よってコマ切れ戦でおすすめなのは、コマ切れ戦では2名有力ラインと単騎で予想をすること。
展開が複雑になり買い目が広くなりがちなコマ切れ戦だからこそ「2名の有力ラインと単騎」を軸にすることができれば予想はかなり絞ることができます。
是非試してみてください。
並びに実力差があればスジ決着の可能性を捨てる
競輪は出走する選手間に実力差があるレースが稀にあります。
そのため、自ずとラインの並び間でも実力差は出てくるもの。
例えば番手選手の実力が劣っていれば、先行選手と剥がれてしまう恐れがあります。
競輪はラインを組むチーム戦ですが、必ずしもラインの選手が固まって走らなければいけないことはありません。
そのため、並び間に実力差があるなと感じた時はスジ決着の可能性を捨て、他のラインで最も実力がある選手を車券に絡めるようにしましょう。
競輪のラインに関するQ&A
最後にラインに関して良く上げられるQに回答していきます。
ラインの裏切りはあるの?
「絆」が重要になってくるラインにおいて裏切りはあります。
どれだけラインを組んで優位に進めたとしても、最後は個人戦。
そのため絆が浅いラインには当然裏切る人もいます。
ただ、そのような裏切りをしている選手は後々ラインを組むことを拒まれるのが落ち。
ラインが組めなくなれば、その後のレースを単独で行う必要があり、レースを優位に運べなくなります。
なので、基本的に裏切り行為はほとんどの選手がしませんが、もう後がない選手や昇格がかかっている選手などは裏切ることがあるということを理解しておきましょう。
ラインは八百長ではないの?
競輪のラインで「3番目の選手が前の選手を抜かさないで後ろばっかり気にしてる!これって八百長だろ!」などよく耳にすることがあります。
しかし、それは八百長ではありません。
上記で説明した通り、ラインが組まれているのには理由がありそれぞれ役割があります。
今回のコメントのように「3番目の選手が後ろを気にする」のは組んでるラインが後ろのラインに抜かされないようにブロックしているから。
つまり、八百長ではなく戦略です。
なので、このラインにおける選手の役割や強さを把握しておくことは、競輪で勝つために必要不可欠。
ラインを予想に組み入れるまでは時間と経験が必要ですが、競輪で稼ぐためにしっかりと理解しておきましょう。
【まとめ】競輪のラインは勝つための最重要事項
今回は競輪のラインについてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
まとめると以下の通りです。
- ラインとはレス中に組むチームのこと
- ガールズケイリンにはラインが存在しない
- ラインを形成すると脚質を活かした走りができる
- ラインと並びは指すものが異なる
- ラインの中にもそれぞれ役割がある
- ラインは8つに分けられる地区で組まれることが多い
- 出走表や選手のコメントからライン予想できる
- ライン予想はあくまでも予想なので、当日は並びが異なることもある
- ライン間の裏切りはある
- ラインでの駆け引きに八百長はない
ラインを組んで走るのは公営ギャンブルの中でも競輪独自の文化です。
ラインを予想することで、レースの展開をある程度読むことができます。
つまりラインは競輪予想の最重要事項。
必ず押さえてから、勝負に挑むようにしましょう。

競輪には、言わずとしれた「稼ぎやすいレース」が存在します。
しかし、末端の一般人ではそういった情報は手に入りません。
競輪予想サイト解体新書では、数々の予想サイトを検証するにあたって有益な情報網を獲得しています。
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参考にする、しないは皆さん次第。
ここでしか手にすることのできない情報を、ぜひ有意義に活用してもらえればと思います。

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