競輪のコロガシ（転がし）とは？転がしを使うメリット・デメリット・稼ぐために意識するポイントを徹底解説！

競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。

今回は、競輪のコロガシについてご紹介します。

競輪予想で大きく稼ぐ方法に「コロガシ」というものがあります。

競輪ファンであれば「聞いたことがある・実際に試したことがある」という方は多いのではないでしょうか。

しかし、このコロガシという賭け方は難易度が高い。

競輪に慣れている方でも簡単に稼げるとは言えません。

そこで！

今回は、競輪のコロガシで稼ぐための予想方法について徹底解説！

コロガシという賭け方の概要から稼ぐために守るべきスタンスなどをご紹介します！

ぜひ最後までご覧ください！

コロガシ（転がし）とは？

そもそもコロガシとはなんなのか。

ご紹介します。

コロガシとは、獲得した配当を次のレースで全て賭ける買い方のこと。

例えば、1レース目で1,000円賭けて倍の2,000円の配当がついたとします。

その獲得した配当2,000円を次のレースで全て賭ける。

その2,000円の掛け金にまた倍の配当がつけば、最初に賭けた1,000円が4,000円になります。

この様に、雪だるまを転がした時に大きくなる様にお金が増えることから「コロガシ」と言われるようになりました。

競輪のコロガシ（転がし）はハイリスクハイリターンな賭け方！

コロガシという賭け方は、1回のレースで大きく稼ぐ方法ではありません。

あくまで回数を重ねて元金を増やす方法です。

そんなコロガシのメリット・デメリットをまとめました。

メリット	デメリット
・複数回のレースで増やすため元金は少なくて良い ・成功回数を重ねる度かなり大きく稼ぐことができる	・最低2回連続で的中させる必要がある ・不的中だった場合確実に0になる ・回数を重ねる度リスクが大きくなる

例えコロガシを2レース成功したとしても、3レース目で当てることができなければその時点で終了。

加えて、回数を重ねる度にリスクが大きくなります。

ただ、成功すればかなりの金額を稼げる買い方というのは間違いありません。

そのためコロガシはハイリスクハイリターンな賭け方というのが一般的な解釈です。

【検証】コロガシで稼いでいる競輪予想は？

コロガシは大きく稼げる可能性がある分、リスクも非常に大きいです。

そのため、簡単にコロガシに挑戦するのに抵抗がある人もいるはず。

ここでは、そんな競輪のコロガシで稼ぐ上で相性の良い競輪予想を比較検証しました。

比較するにあたって設定した条件は、以下の通り。

それぞれ結果を見ていきましょう。

※あくまで競輪予想サイトが独自で参加したものであり、相対的な評価ではありません。

今回の検証で、最も高い回収率を記録したのはトリリオンケイリンの317.5%となりました！

一度に稼げる金額で見ると、今回の検証で最も優秀と言えるでしょう。

また、連勝回数で見るとトップギアが5連勝を記録しました。

コロガシでは回収率はもちろん、連続して的中させることも欠かせません。

そのため、的中率の高さも評価しておきたいところ。

トップギアは本検証で76.7%と最も高い的中率となっていることから、コロガシでも活用できると言えます。

今回の検証で優秀な戦績を残した競輪予想は、競輪で大勝ちしたい人にとって絶対見逃せません！

競輪のコロガシ（転がし）をローリスクハイリターンにするために6つのスタンスを守る！

大きく稼ぐことに期待できるが1回のミスで確実に0になってしまうコロガシ。

かなり難易度が高いと言えます。

しかし、これは一般的な解釈でしかない。

これからご紹介するスタンスを守ることで、ハイリスクハイリターンをローリスクハイリターンに変えることができるでしょう。

守るべきスタンスは以下の6点。

1. 的中率を重視
2. 堅いレースを選ぶ
3. 3連単・ワイドの予想はしない
4. 購入点数は一定を保つ
5. トリガミにならないように買う
6. 1回成功したらストップする

それぞれ詳しく解説します。

的中率を重視

コロガシは、最低2レース勝負する必要がある賭け方。

1レース目で的中させることができなければ意味がありません。

つまり、1レース目から大きく稼ごうとしてしまうとコロガシのスタート地点にもたてないのです。

ということは、回収率ではなく的中率を重視するのが最善と言えます。

また、コロガシは「少額な賭け金を複数回で大きくする」のが目的。

2レース目は1レース目の賭け金よりも必然と大きくなるので、回収率を重視しなくても当て続ければ自ずと大きくなるのです。

ここを履き違えてしまうと、自らハイリスクな道を辿ることになってしまうので必ず守りましょう。

堅いレースを選ぶ

勝負事は、相手との力量の差が少ないほど予想が難しくなります。

これは、競輪も同じです。

例えば、競輪グランプリ。

出走するメンバーはその年最強の9人です。

ラインや展開予想ができたとしても、かなり難易度が高いレースであることは間違いなく、荒れる可能性もかなり高いと言えます。

そんなレースでコロガシをするのはハイリスクでしかありません。

つまり、コロガシは堅い決着がつく可能性が高いレースを選ぶのが得策です。

そもそも、コロガシは成功すれば大きく稼ぐことができます。

なので、大きく稼ぐことではなく成功させることを意識するのが重要です。

3連単では転がさない

競輪には、7つの券種があります。

券種	組み合わせ	的中確率	平均配当
3連単	504通り(7車立ては210通り)	0.20％（7車立ては0.47%）	5,000円〜20,000円
3連複	84通り(7車立ては35通り)	1.19％（7車立ては2.85%）	2,000円〜5,000円
2車単	72通り(7車立ては42通り)	1.38％（7車立ては2.38%）	3,000円〜15,000円
2車複	36通り(7車立ては21通り)	2.77％（7車立ては4.76%）	800円〜2,000円
2枠単	33通り(7車立ては発売なし)	3.03％（7車立ては発売なし）	800円〜1,500円
2枠複	18通り(7車立ては発売なし)	5.55％（7車立ては発売なし）	500円〜1,500円
ワイド	36通り(7車立ては21通り)	8.33％（7車立ては14.28%）	300円〜800円

配当が最も高いのは3連単。

1レースで大きく稼ぎたい場合は3連単が最適でしょう。

しかし、コロガシは1レースで大きく稼ぐことが目的ではありません。

加えて、3連単の的中確率は0.20%。

そんな券種とコロガシを組み合わせてしまったら、まさにハイリスクハイリターンです。

そのため、3連単でコロガシをするのはやめておきましょう。

購入点数は一定を保つ

コロガシは、的中率を重視することで成功率を上げることができます。

しかし、回収率を無視して良いわけではありません。

例えば、1レース目・2レース目共に的中させることができ、どちらも配当が20倍だったと仮定します。

1レース目に100円を10点購入し的中した場合の配当は2,000円。

この時の利益は1,000円です。

コロガシは、得た配当を全て次のレースに賭けるので、2レース目の賭け金は2,000円となります。

この際、ローリスクを考え購入点数を倍にし、100円で20点買うとしましょう。

そうすると、配当は2,000円。

利益を見ると0円です。

これでは、ローリスクではありますがリターンがありません。

これはあくまで極論ですが、この様に購入点数を広げてしまうと的中させることができたとしても、コロガシ成功とは言えない状況になりかねないのです。

また、逆に2レース目の購入点数を削った場合は的中確率が落ちます。

そうなるとハイリスクです。

つまり、購入点数を変えるとコロガシは成功しにくくなるということ。

なので、一定の購入点数を保つことがコロガシでは重要です。

トリガミにならないように買う

的中したとしても、賭け金より配当が低ければ稼ぐことはできません。

例えば、1レース目で10点を100円で購入し20倍の配当が付いたとします。

そうすると、持ち金は2,000円です。

これまでのスタンスを守り、1点200円の10点でコロガシするとします。

その際、購入した買い目の最低オッズが9倍でその買い目が的中した場合、配当は1,800円。

利益で見るとマイナスです。

この様に、的中率ばかりを考えてしまうと仮に2レース目で当てることができたとしてもトリガミになってしまいます。

なので、購入する買い目の最低オッズには注意しましょう。

1回成功したらストップする

競輪はギャンブル。

仮にスタンスを守り続けてコロガシを成功させていたとしても、次も成功するとは限りません。

つまり、コロガシを成功させるには”やめ時”も肝心なのです。

例えば、スタート1,000円の賭け金で2レース目のコロガシが成功し4,000円の利益を出すことができたとします。

3レース目でもコロガシを成功させることができたら、かなり大きな金額を稼げるでしょう。

しかし、ここで考えてほしいのがリスク。

仮に失敗してしまったら、利益がないどころかマイナスです。

では、2レースでストップしていた場合はどうか。

その際は、3,000円の利益になっています。

そうすれば、そのプラス分からまた1,000円でスタートすることも可能です。

また、1レース目が失敗したとしてもマイナスではありません。

この様に、コロガシが成功したタイミングで一旦やめることでリスクを軽減することができるのです。

競輪でコロガシ（転がし）を成功させるための具体的な買い方をご紹介！

ここまでで、ハイリスクハイリターンであると考えていたコロガシの見方が変わったと思います。

ということで！

ここからは、コロガシを成功させる為の具体的な買い方をご紹介します！

勝負するレースはガールズケイリン

まずはレース選びから。

レース選びで守るべきスタンスは1・2で「的中率・堅いレース」です。

この2つを守ると、以下のように2つの条件が出てきます。

• 出走人数が少ないレース
• 不確定要素が少ないレース

これらの条件を満たすのは「ガールズケイリン」です。

ガールズケイリンは、最大出走車数が7名。

どんな券種を選んでも、9人で行われるレースより確実に的中確率が高くなります。

また、ガールズケイリンにはラインがありません。

ラインを熟知することができれば、かなり展開を読むことができます。

しかし、ラインはかなり不確定要素が多いもの。

そもそも競輪という競技を盛り上げる（難しく）するために導入されたので、無いにこしたことはありません。

つまり、コロガシで勝負するならガールズケイリンが最適と言えます。

券種は3連複

先述した通り、競輪には7つの券種がありそれぞれ異なる特徴があります。

そして、3連単は的中確率が低くワイドは配当が低すぎるためコロガシには不向きです。

つまり、的中率と配当のバランスが良い券種を選べば良いということ。

もう一度各券種の特徴をご覧ください。

券種	組み合わせ	的中確率	平均配当
3連単	504通り(7車立ては210通り)	0.20％（7車立ては0.47%）	5,000円〜20,000円
3連複	84通り(7車立ては35通り)	1.19％（7車立ては2.85%）	1,500円〜10,000円
2車単	72通り(7車立ては42通り)	1.38％（7車立ては2.38%）	3,000円〜15,000円
2車複	36通り(7車立ては21通り)	2.77％（7車立ては4.76%）	800円〜1500円
2枠単	33通り(7車立ては発売なし)	3.03％（7車立ては発売なし）	800円〜1500円
2枠複	18通り(7車立ては発売なし)	5.55％（7車立ては発売なし）	500円〜1,500円
ワイド	36通り(7車立ては21通り)	8.33％（7車立ては14.28%）	300円〜800円

3連単・ワイドを省いた時に、最も的中確率が高いのは2車複。

7車立ての場合4.76%です。

ただ、平均配当の最低は800円。

トリガミになってしまう可能性が高いでしょう。

それに伴い、2枠単・2枠複も省きます。

残ったのは、2車単・3連複の2つ。

配当が高いのは2車単です。

ただ、コロガシをローリスクハイリターンで使うためには的中率を重視しなくてはなりません。

そのため、選ぶとしたら的中確率が高い3連複でしょう。

平均配当は低めですが、着順を予想する必要がなく万車券になることもあるのでコロガシにはうってつけな券種と言えます。

購入点数は10点

最後は購入点数。

ここまでの買い方をまとめると、ガールズケイリンで3連複です。

この買い方であれば、最低1,500円の配当を見込めるという計算になります。

つまり、最低オッズは15倍でトリガミを避けるために購入点数は14点以下です。

ただ、15倍というのはあくまで平均。

確定オッズはそれより低くなる可能性も十分考えられます。

そのため、ある程度余裕と幅を持ち10点にしましょう。

競輪のコロガシ（転がし）まとめ！

今回は、競輪のコロガシについてご紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

まとめると以下の通りです。

• コロガシは獲得した配当を次のレースに全て投資する賭け方
• コロガシはハイリスクハイリターン
• コロガシをローリスクハイリターンにするには的中率を重視
• コロガシを成功させるためにはガールズケイリンで3連複で勝負
• コロガシを成功させるのは時間がかかる
• コロガシを手っ取り早く成功させるなら競輪予想サイト

競輪でコロガシを成功させることができれば大きく稼ぐことができます。

ただ、かなりの情報と時間が必要です。

なので、まだ競輪でコロガシを成功させたことがないのであれば、競輪予想サイトを使って感覚を覚えてしまうのがおすすめ。

感覚が掴めたら自身でコロガシ予想をしてみるという流れであれば、競輪初心者の方でもかなり実力がつくでしょう。