競輪の誘導員について徹底網羅!手当や落車した事例などご紹介!
競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。
今回は、競輪の誘導員について紹介します。
競輪が他の公営競技と違う点の一つに、レースの途中まで選手じゃない人が先頭を走る光景があります。
競輪のレースを初めて見た人は
「あの先頭を走っている人ってなに?」
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
実は、彼らは先頭誘導員と呼ばれる人たちで、現在の競輪になくてはならない存在なのです。
そこで今回は、そんな競輪のレースに欠かせない存在である誘導員について深く切り込んでいきます!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
競輪の誘導員とは?
競輪の誘導員とはどんな人たちがやっているのでしょうか?
答えはずばり「現役バリバリの競輪選手」たちです。
競輪選手の先頭を誘導するわけですから当然のことかもしれませんね。
誘導員の中には、ビッグタイトルを獲ったことのある有名選手も含まれるため、誘導員目当ての競輪ファンも居るのだとか。
そのため、担当するレースのメンバー中、誘導員が一番強いなんてこともしばしば。
ちなみに・・・
競輪の誘導員は正式には先頭誘導員・先頭員ですが、一般的にレース実況や解説等でも誘導員と呼ばれるため本記事でも誘導員で進めて行きます。
それでは、競輪の誘導員の役割とは一体どういうものなのでしょうか。
競輪の誘導員の役割は?
競輪の誘導員の主な役割は以下の2点。
- 周回中のペース作り
- 先頭選手の風除け
競輪のレース中に先頭選手が受ける風の強さは台風並みとも言われています。
その風(風圧)を選手たちは誰も受けたくないものです。
そのため、お互いに先頭を取らないように牽制し合った結果、序盤のレース展開がだらだらしてしまう。
そんな状態を防ぐのが誘導員の目的であり役目。
これにより、レース中盤まで選手の体力が温存されるため、終盤に熱い展開が繰り広げられるというわけです。
また、誘導員の退避=レースが動く合図ですが、それを戦略として組み込むことも可能。
- 誘導員に追い出しをかけて早い段階で退避させる
- ギリギリまで誘導員を残して体力を温存する
などといったように、誘導員を自分が勝つための戦略にも注目するとより一層、競輪の面白さが分かるかもしれませんね!
競輪の誘導員の手当はいくら?
競輪の誘導員の手当はいくらくらいだと思いますか?
現役の競輪選手が誘導員を務めるのですから、高額な手当を想像しがちですが・・・
1回当たりはそれほどではないんです!
競輪の誘導員の手当は各グレード、レース賞金と比例して上がるイメージ。
誘導員の手当の一例は以下の通りです。
F2開催A級3班 | 予選3,000円~同決勝7,000円 |
---|---|
ガールズケイリン | 予選・一般戦3,000円(決勝のみ7,000円) |
F1開催S級 | 一般戦9,000円~同決勝28,000円 |
KEIRINグランプリ | 200,000円 |
大きな差はありますが、誘導員の手当で一番安い金額は3,000円。
おおむね出走する選手の賞金額によって、誘導員の手当も同様に変化しています。
ただし、誘導員は選手と違い1日に複数回(3回程度)のレースに出場できるため、一般戦と準決勝といった風にいくつかの手当を受け取ることが可能です。
一例として、F2モーニング開催2日目A級1・2班及びS級の誘導員手当をまとめてみました。
A級1・2班戦は5レースを2人で分担しています。
誘導員A | 一般戦4,000円+準決勝10,000円2回=24,000円 |
---|---|
誘導員B | 一般戦4,000円+準決勝10,000円1回=14,000円 |
S級戦は7レースを3人で分担していました。
誘導員C | 一般戦9,000円+選抜戦11,000円+準決勝16,000円=36,000円 |
---|---|
誘導員D | 一般戦9,000円+準決勝16,000円=25,000円 |
誘導員E | 選抜戦11,000円+準決勝16,000円=27,000円 |
一つのレースだけではバイト感覚にしても安過ぎる印象でしたが、何度か誘導員を行うことで悪くない手当になりそうですね。
競輪の誘導員になるための資格は?
競輪の誘導員は誰にでもなれるわけではなく、設けられている試験に合格する必要があります。
その試験の名は、誘導員試験。
指導員の資格基準は以下の2点になります。
- 人格・技術共に優秀であること
- 2000mの走行時間が2分55秒以内であること
上記②に関しては競輪選手であれば誰でも可能なタイムだそうです。
試験に合格すると「先頭誘導選手認定証」を受け取ることができ、誘導員としての斡旋を待つことに。
資格を持つ選手の話によれば、速さというよりも先頭で風を受けながら決められた周回タイムを維持する感覚が重要になるのだとか。
周回タイム(標準誘導タイム)は厳密に決められており、各周プラスマイナス1秒以内で走るのは集中力も試されそうです。
誘導員は淡々とこなしているように見えますが、実はそれってとても凄いことなのかも知れませんね!
競輪の誘導員に関するルールをご紹介!2019年にルール改定があった?
「競輪は進化するスポーツだ!」というCMで有名な競輪ですが、技術や自転車といったものばかりでなくルールも日々進化しています。
細かなルールや規則は、公平かつ安全なレースを目指し、少しずつ改定されているのです。
2019年には誘導員に関係するルールも改定されました。
どのようなルール改定があったのかそれぞれ説明していきましょう!
ルールその1「先頭員の早期追い抜きに関して失格となる基準の厳格化」
「先頭員の早期追い抜きに関して失格となる基準の厳格化」は、誘導員を早期に追い抜いた際に失格となる区分がより長めに設定されたルール改定です。
400mバンクでは3周回目のバックラインまでだったのが、4周回目のホーム線以降となりました。
過度に早い段階での先行を失くすことで、レースの面白さを終盤の2周回(打鐘周回より最終周回)に凝縮するのが狙いのようです。
無謀な先行も押さえることが出来るので、戦略や戦法を考える楽しさもより深くなったのでは無いでしょうか。
ルールその2「先頭員に対する危険行為及び妨害行為に関する失格基準の厳格化」
次の「先頭員に対する危険行為及び妨害行為に関する失格基準の厳格化」は、誘導員の安全を確保するためには重要なルール改定です。
この改定前は重大走行注意であったのが、より重い失格へと改定されました。
この改定により、外帯線内進入等の危険行為や押圧、斜行等の妨害行為が失格となるわけです。
誘導員の安全確保には欠かせないルールなので、厳格化は必然と言えそうですね。
ルールその3「先頭員に退避の指示を行う基準の変更」
同じく誘導員の安全確保を目的としたルール改定が「先頭員に退避の指示を行う基準の変更」。
簡単に説明すると、改定前は追い抜く素振りでは退避できなかったものを、追い抜く素振り・意思を確認した段階で誘導員が退避できるようになったということです。
誘導員の後輪後端の延長線上を越えて外側から、先頭選手の前輪が差し込まれたら退避の指示を行えることになりました。
誘導員が安全に退避できるような工夫と言えそうです。
ルールその4「暴走行為に関する失格基準の変更」
誘導員とは直接的な関係はありませんが「暴走行為に関する失格基準の変更」も競輪ファンからすると必要な基準と言えるかもしれません。
これは打鐘前からスパートした選手がバテてしまい追い抜かれた結果、先頭選手から5秒以上の差をつけられた時に失格となるルールです。
改定前は「通常のスパート時期より相当早くスパート」だったのが、改定後は「打鐘開始前よりスパート」と明文化されました。
これは一か八かの単騎駆けでレースが台無しになることを防ぐ目的があります。
もちろん、暴走したとしてもそれが成功した場合には暴走行為には当たらないのでご注意を。
ルール改定による影響は?早期追い抜きが一発で失格に!
ルール改定により誘導員を早期追い抜き(早めに切ること)が失格対象になりました。
ルール改定前は重大走行注意という着順に関係しない裁定ですから、より厳しくなったと言えるでしょう。
悪質なもので無くてもルールは適用されるため、一見すると何も無かった1着選手がゴール後に失格となることもあり、競輪ファンにとっても他人事ではありません。
誘導員の安全確保やレースが間延びしないなど有益な面も多いのですが、皆さんは今回のルール改定をどのように感じますか?
競輪の誘導員の見分け方について
ここでは競輪の誘導員の見分け方についてお伝えしていきます。
レース全体の流れから言えば、選手たちとスタートする位置が違う、途中でレースから居なくなるといったものが挙げられるでしょう。
他にもユニフォームが違うという見分け方もあると思います。
ということで、競輪の誘導員の見分け方について代表的なもの詳しく紹介していきましょう。
誘導員の見分け方①ユニフォーム
(藤原誠選手のFMマコトケイリン・ステーションブログより)
競輪の誘導員のユニフォームは選手と見分けるには一番分かりやすいはずです。
濃い青にオレンジの線がヘルメットやユニフォームにデザインされており目立ちます。
9車立てのレースでは配信番組の画面でこそ9番車と見分けがつきにくいですが、実際のレースではまるで違うユニフォームであることは一目瞭然。
また、当然ですが選手のユニフォームに入っている車番も入っていません。
誘導員の見分け方②ヘッドフォン
もうひとつ、誘導員を見分けるものにヘッドフォンがあります。
ヘッドフォンと言っても誘導員が音楽を聞きながら走っているわけではなく、これは指示を受けるトランシーバーです。
なんでも誘導員は、審判室から送られる周回タイムや退避指示などを聞きながら走っているのだとか。
これは初めて知った方も多いのではないでしょうか?
こちらも配信番組では見つけることは難しいので、本場に行った際にはぜひ注目してみてくださいね。
競輪の誘導員が落車・接触した事例はあるの?
競輪の誘導員が落車や接触した事例はあるのでしょうか?
誘導員が絡んだ落車や接触事例を調べてみると、いくつか見つかったので一例をご紹介します。
【接触事故】2021年11月6日開催のF2松山競輪初日4R
2021年11月6日に松山競輪で開催されたA級チャレンジ予選。
このレースでは先頭を走る本命選手が、誘導員の退避時に接触し転倒・落車するアクシデントが起こりました。
退避する誘導員の後輪と選手の前輪が接触したことによる事故です。
この接触事故では本命選手が失格となり、3連単30万円を超える大荒れの決着になりました。
【落車事故】2018年7月5日開催のG3小松島競輪初日2R
2018年7月5日に小松島競輪で開催されたG3競走でも誘導員が絡んだ事故は起きています。
誘導員が落車するほどの事故でしたが、これはとても珍しいケースでした。
雨に濡れた湿走路、打鐘とほぼ同時に退避した誘導員がコースから出た後、自分で転倒・落車してしまったのです。
プロの競輪選手でもある誘導員が、何も無いところで転倒するのですから路面の条件は相当悪かったのでしょう。
一説では近隣の製材所から舞ってきた木屑が路面を滑りやすくしたのだとか。
大怪我に繋がることもある落車事故ですから、路面がそのような状態なのは避けてもらいたいものですね。
競輪の誘導員のまとめ
競輪の誘導員については以上となります。
まとめると以下の通り。
- 競輪の誘導員は現役選手が行っている
- 競輪の誘導員の役目は風受けと周回ペースの維持
- 誘導員になるには資質と資格が必要
- 競輪の誘導員の手当は1回の出走で3,000円~20万円
- 2019年のルール改定で早期追い抜きは失格に!
- 競輪の誘導員の見分け方はユニフォームとヘッドフォン
競輪の誘導員は競輪の現役選手が行う、いわばバイトのようなものです。
ですが、競輪のレースにおいては必要不可欠な存在で、資質や資格も必要な非常にシビアなバイトとも言えます。
誘導員を人気選手や有名選手が担うこともあるため、競輪ファンから誘導員に向けて応援の野次が飛ぶこともあるのだとか。
出走表の欄外にある誘導員の名前に注目してみるのも面白そうですね!
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