競輪の速度は時速70km!?速さの秘訣も紹介!
競輪予想サイト解体新書の検証担当「近藤 宗康」です。
今回は、競輪の速度について紹介します。

競輪の魅力はスピード感。
スピードが出るからこそ、迫力のあるレースを展開できます。
では、そんな競輪の速度はどれくらい出ているのか気になったことはありませんか?
今回はそんな競輪のスピードについて最高速度や、他の競技との比較をしていきます!
目次
競輪の平均速度は?スプリントの最高速度も調査!

競輪競走の平均速度は時速60kmです。
競輪は1回の競走に2,000m前後を走りますが、常に最高速度で走っているわけではありません。
レース中盤までは誘導員が先頭を走り、速度をコントロールしています。
なので、競輪のラスト200mの上がりタイムが11秒から12秒ですから最高速度は時速70km前後出ているはずです。
ちなみに、200mを時速60kmでずっと走ると”12秒フラット”と言われています。
また、自転車競技である「スプリント」では最高速度が時速70km以上ものスピードが出ています。
スプリント競走では、200mのタイムを測るのですが、そのタイムが10秒を切る事も。
これからも最高速度が時速70km以上出ている事がわかります。
競輪はなんでこんなに早いの?ポイントは4つ!
では、競輪選手はなぜこんなにも早く走る事ができるのでしょうか。
早く走るのには色々な理由や条件はありますが、大きく分けてポイントは4つです。
この4つのポイントについて解説していきます。
特注のレーサー(自転車)

スピードが出る1つ目のポイントは、特注で作られた自転車にあります。
この自転車の事をレーサー(トラックレーサー)といいますが、選手は個人個人の体型や、レーススタイルに合ったレーサーに乗車。
レーサーの重さは普通のママチャリの半分以下で、ブレーキもなく、タイヤも細くしてあります。
スピードを求めるために余分なものは排除し、極限まで軽くしているわけです。
また、このレーサーは「ピストバイク」とも呼ばれ変速機がついていません。
変速機がついていないので、ギアが固定され選手の脚力がそのままスピードに現れます。
ちなみに、この競輪用自転車であるレーサーは選手の自己負担で買っています。
オーダーメイドなので、値段は青天井ですが、1番高くしても50万円くらい。
平均の値段は20万〜30万円ほどです。
このように、自分にあった自転車をオーダーメイドで作り、重さを極限まで削ることにより、最高のパフォーマンスが発揮されるわけです。
競輪選手の鍛え上げられた筋力!その太い太もも!

2つめのポイントは選手の「太もも」です。
スピードを出すためには、自転車も当然重要ですがエンジンとも言える競輪選手の太ももが大事になってきます。
日本の男性(20〜30代)の太ももの太さは、平均で57cm。
一方で、競輪選手は日頃からトレーニングをしその結果、太ももが60cm以上、特に太い選手になると70cm以上にもなります。
太さだけをみるとあまり変わらないようにも感じますが、競輪選手の太ももには筋肉がぎっしり詰まっています。
この鍛えられた太ももがスピードが出る理由の1つです。
競輪選手にとって必須のテクニック「もがき」

3つめのポイントは「もがき」というテクニックです。
「もがき」とは選手が息を止めて全力疾走すること。
息を止めることでエネルギーを効率よく生成できるようになり、瞬間的にいつも以上のパワーが出せます。
運動生理学的には「無酸素運動」と呼ばれ、持続時間は約30秒ほどしかありません。
競輪のレースは2,000m前後走りますが、全力を出すのは最後の400mから600m前後なので「もがき」ができるわけです。
短距離のレースでは、息を止めて全力で走る方が早いとされています。
競輪選手はこの「もがき」を駆使して、スピードを出しているわけです。
バンクの傾斜(カント)

4つ目のポイントは、全国の競輪場の特徴の中でも重要視されているバンクの傾斜(カント)です。
バンク内の直線部分は2〜4度とわずかな傾斜ですが、第1〜4コーナーのカーブの部分では25〜35度(最大傾斜は38度)の急な傾斜に。
1度でも競輪場に行ったことがある人はわかるかもしれませんが、このコーナー部分の傾斜はかなり急で見た目には壁のように見えます。
ではなぜ、このような傾斜があるのかというと時速70km以上で走る競輪では「カント」が無ければ曲がることができないからです。
全速力で走っている時に、急に曲がることは不可能。
もし、曲がれたとしてもスピードをかなり緩めなければなりません。
ですので、スピードを緩めずにコーナーを曲がるには「カント」が必要不可欠になってきます。
もしこの「カント」が無ければコーナーで膨らんでしまうか、そのまま壁に激突してしまうでしょう。
「カント」があることで、遠心力が打ち消されて、スピードを維持したまま走る事が可能になるわけです。
選手自身も「カント」があることで自然に曲がれることがわかっているからこそ、スピードを最大限出せることに繋がるわけです。
他の競技との速度の差は?
競輪ではかなりのスピードを出せることを説明してきましたが、他の競技で競輪ほどのスピードは出せるのでしょうか。
次からはこの点に関して解説していきます。
競輪とロードバイクの速度の差は?

まずは、同じ自転車であるロードバイクはどうでしょうか。
競輪の「レーサー」とロードレースの「ロードバイク」は決定的な違いがあります。
それはレーサーが短距離仕様、ロードバイクが長距離仕様ということです。
簡単に言うと、競輪用のレーサーは短距離を走るのに特化していて、長距離を乗るには適していません。
逆にロードレースで使うロードバイクは、長距離を走るのに適した構造になっていて、短距離を走るようなスピードを出すのには不十分だと言うことです。
自転車ロードレースの一般的な平均速度は時速40kmで、最高速は時速50kmになると言われています。
競技の違いはありますが競輪は平均時速60km、最高速が時速70kmなのでスピードという点では競輪が優れていると言えるでしょう。
競輪と競馬の速度の差は?

次は、競輪と競馬のスピードの違いについてみてみましょう。
競馬の最高速度は時速70kmと言われています。
スピードという点では、競輪と同じ。
ですが、人と馬が同じ速度で走っているということが驚愕の事実ではないでしょうか。
競輪と競艇の速度の差は?

競艇ではどうでしょうか。
競艇の最高速度は時速80kmです。
競艇はエンジンを使って走っているので、人の力で走っている競輪より早いのは当然といえば当然です。
ですが、人の力で時速70kmもの速さを体現できるのは競輪だけでしょう。
競輪の速度まとめ
今回は競輪の速度について解説してきました。
まとめると下記のようになります。
- 競輪の最高速度は時速70km
- 最大限のスピードが出るよう筋力増強とオーダーメイドのスーツで出場
- 「もがき」を駆使して最高速で走る
- 「カント」を利用し、コーナーでもスピードを落とさずに走っている
- 競輪とロードレースの速度は競輪の方が速い
- 競輪と競馬の速度は同じくらい
- 競輪と競艇の速度は競艇の方が速い
競輪は傾斜のあるバンクにて、大人数で競いながら車とほぼ同じスピードで走っているという危険を伴う競技です。
実際に競輪場でレースを観戦すると、そのスピード感や凄さが実感できると思います。
是非、1度は競輪場を訪れて生で競輪を観戦して見て下さい。