熊本競輪場の特徴とは?レース傾向を網羅した予想で攻略!

熊本競輪の特徴

熊本競輪場は、みなし直線60.3mの長さと、急なカントが特徴の400mバンク。

2024年7月に本場開催を再開し、以前の500mバンクから走路の形も大きく変わっています。

予想では、ゴール前で差す選手に加えて、急なコーナーを抜けて捲りを狙う選手にも注目したいところ。

本記事ではそんな熊本競輪の特徴を解説しつつ、決まり手や車番別成績から分かる予想のポイントをご紹介します!

天候の特徴や注目の地元選手も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

近藤 宗康
監修者
近藤 宗康(54歳)

1972年7月19日生まれ。日本大学中退。

元プロ競輪選手坂本典男に憧れて日本競輪選手養成所に入学。

好成績を残したが、卒業間際の競争中の事故によりプロへの道を諦めることになる。

選手時代の経験とお世話になった元関係者のコネを活かして情報精査、データ分析に力を入れて競輪の攻略に専念。

京王閣競輪で連続6レース的中を達成している。

福岡が京王閣競輪の取材に訪れたことをきっかけに出会い、趣味の話で盛り上がり意気投合。競輪予想サイト解体新書のスカウトを受ける。

競輪歴28年。趣味はクルージング。先日、船舶免許1級を取得しクルーザーを購入した。

競輪予想サイト解体新書では主に記事の執筆・データ収集、分析を担当する。

熊本競輪場のバンクの特徴

熊本競輪場のバンクで押さえておきたいのは、直線の長さと、コーナーの傾斜です。

まずは、全国の競輪場の平均と比べてみましょう。

500mバンクデータ写真

項目 熊本競輪場 全国平均
バンク周長 400m ―
みなし直線距離 60.3m 54.1m
カント 34°15′29″(約34.26°) 31.93°
ホーム幅 10.0m 10.5m
バック幅 9.0m 9.4m
センター幅 8.0m 7.7m

熊本競輪場は、2024年7月20日に新しい400mバンクで本場開催を再開しました。

現在のバンクの特徴は、次の2点。

  • みなし直線が60.3mと長め
  • カントが急で、400mバンクでは松阪に次ぐ角度

みなし直線は、最後の直線の長さを比べる目安となる数値。

熊本の60.3mは、400mバンク平均の56.2mより4.1m長くなっています。

直線が長いぶん、先行選手が最終コーナーを先頭で通過しても、後ろの選手がゴール前で追い抜くチャンスがあります。

そのため、予想では先行選手の後ろにつく番手選手が、最後に差せるかもチェックしておきましょう。

また、熊本競輪のカントは34°15′29″で、400mバンクの中でも急な角度です。

ここで見たいのは、選手がコーナーから直線にかけてスピードを保てるかどうか。

捲りを狙う選手は、どの位置から仕掛け、コーナーで前の選手にどこまで迫れそうかがポイントになります。

追い込み選手についても、前の選手の加速についていき、直線まで勢いを保てるかを確認しておきましょう。

近藤 宗康
近藤 宗康
熊本は、最後の差しに注目したいバンクです。前の選手がどれだけ脚を使いそうかと、番手選手の追走力をセットで見ていきましょう!

熊本競輪のレース傾向

バンクの特徴を押さえたら、実際のレースで多い決まり方も見ていきましょう。

ここでは、決まり手・ラインでの決着・車番別の成績から、熊本競輪の予想で確認したいポイントを紹介します。

熊本競輪で最も多い決まり手

決まり手 1着 2着
逃げ 25.5% 19.7%
差し 43.9% 25.5%
捲り 30.8% 13.6%
マーク ― 41.4%

2025年10月~2026年9月の熊本競輪では、1着の決まり手は差しが43.9%で最多。

捲りは30.8%、逃げは25.5%。ゴール前の差しが多い一方で、自分で仕掛ける選手も勝負できています。

差しとは、前の選手を追走し、最後に追い抜いてゴールする走り方のこと。

熊本で予想するときは、先行選手の力と、その後ろにつく選手の差し脚を見比べてみましょう。

先行選手が早くから仕掛けたり、他の選手と先行争いになったりすれば、番手選手が最後に差す展開を考えたいところ。

反対に、先行選手が無理なく先頭に立てそうなら、逃げ切りも候補になります。

また、2着で最も多い決まり手は、前の選手を追走してゴールするマークの41.4%。

捲りを狙う選手を評価するときも、後ろにつく選手が離れずに追走できるかを見ておきましょう。

  • 先行選手が早くから脚を使いそう:番手選手の差しを検討
  • 先行選手が自分のペースで走れそう:逃げ切りと番手選手の2着を検討
  • 先行争いが激しくなりそう:後ろから捲る別ラインの選手にも注目
近藤 宗康
近藤 宗康
まずは「誰が先頭に立ちそうか」を確認。そのうえで、先行選手が残るか、番手選手が差すかを考えると、予想を組み立てやすくなります!

※ラインを使った予想の考え方は男子戦が対象です。ガールズケイリンは個々の選手の仕掛けや位置取りを確認しましょう。

熊本競輪の過去のレースの動き

比較対象 スジ車券率
熊本競輪場 53.7%
全国平均 53.5%

熊本競輪のスジ車券率は、53.7%。

スジ車券とは、並び予想で同じラインの前後に並ぶ2人が、順番を問わず1着・2着に入る組み合わせのこと。

この数字から、熊本ではラインでの決着を予想の出発点にしつつ、別ラインの選手が間に入る展開も考えたいところです。

例えば、A選手が先行し、B選手が番手につくなら、A→Bの逃げ切りと、B→Aの番手差しを見比べます。

そこで別ラインのC選手にも捲る力があれば、C選手が先行ラインをどこまで追い抜けそうかを確認しましょう。

熊本は最後の直線が長いため、最終コーナーの位置だけで着順を決めつけず、ゴール前でもうひと伸びできる選手まで候補に入れたいところ。

選手の競走得点や近況に加えて、並び予想、同じ開催でのレース映像を合わせて見ると、狙う組み合わせが見えてきます。

近藤 宗康
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同じラインの2人を評価するときは、前の選手の力だけでなく、後ろの選手が追走できるかもチェック。別ラインに力のある選手がいれば、その選手の仕掛ける位置まで考えてみましょう!

熊本競輪の車番別勝率と連対率の傾向

車番別では、1番車の勝率25.5%・2連対率43.7%・3連対率59.2%が、いずれも最も高くなっています。

車番 勝率 2連対率 3連対率 出走数
1番車 25.5% 43.7% 59.2% 471走
2番車 18.1% 34.7% 49.8% 470走
3番車 14.6% 27.4% 42.5% 471走
4番車 9.8% 28.0% 45.0% 471走
5番車 12.1% 25.3% 38.4% 471走
6番車 5.5% 11.5% 19.8% 470走
7番車 13.4% 27.0% 40.1% 471走
8番車 4.2% 10.4% 18.8% 48走
9番車 8.3% 18.8% 33.3% 48走

ただし、この数字には、レースの番組の組み方も関係しています。

ミッドナイト競輪では、競走得点が高い選手から順に1番車、2番車と割り当てられます。競走得点は、これまでの成績から選手の力を比べる目安となる数値です。

また、8番車・9番車の出走数は48走。9車立てのレースにしか出走しないため、他の車番と同じ条件では比べられません。

予想では、車番を見たあとにその選手がラインのどこを走るのかを確認しましょう。

1番車が自力で仕掛けるなら、先行・捲りが決まりそうかと、後ろの選手の追走力をチェック。

番手を回るなら、前の選手が先頭に立てそうか、最後に差せるかを考えてみてください!

近藤 宗康
近藤 宗康
車番は、走るコースやラインの並び順を示す番号ではありません。当日の選手の力と役割を見て、買い目に入れるかを判断しましょう!

熊本競輪の天候の特徴

屋外バンクの熊本競輪では、雨と当日の風向き・風速も確認しておきたいポイント。

まず雨に注意したいのは、6月・7月。

時期 3カ月の降水量
1~3月 265.2mm
4~6月 754.3mm
7~9月 754.8mm
10~12月 232.7mm

気象庁の熊本の平年値では、月間降水量が6月448.5mm、7月386.8mmとなっています。

この2カ月を合わせると835.3mmで、年間降水量2,007.0mmの約42%。

梅雨の時期に雨が集中していることが分かります。

雨が多い時期は、レースの時間帯に雨が降るか、途中で降り始めたり上がったりするかをチェックしましょう。

続いて、風の特徴も見ていきましょう。

熊本の平年値では、4~8月は南西、9月~翌3月は北寄りの風が多くなっています。

時期 平均風速 月別の最多風向
1~3月 2.00m/s 北北東・北北西
4~6月 2.33m/s 南西
7~9月 2.37m/s 南西・北北西
10~12月 1.80m/s 北北西・北北東

ただ、実際のバンクでは周囲の建物なども関係するため、気象データの風向きだけでは判断できません。

熊本の新バンクでは風向きが変わることもあるため、ホームとバックで、そのときどちらが向かい風になっているかを確かめましょう。

ホームが向かい風なら、長い最後の直線で前を走る選手の負担が増えます。番手選手が脚を温存して追走できているなら、最後の差しを考えたいところです。

バックが向かい風の場合は、先行選手や捲りを仕掛ける選手が、そこでどれだけ脚を使いそうかを確認。

直前の風向き・風速とレース映像を見ながら、仕掛ける場所からゴールまでの流れを考えてみましょう。

熊本競輪の注目選手

熊本競輪では、このバンクを練習拠点にしている地元選手にも注目したいところ。

ここでは、男子選手とガールズ選手から、注目の地元選手を1名ずつ紹介します。

嘉永泰斗選手

直近4ヶ月の成績
名前(年齢) 嘉永 泰斗(28) 勝率 25.0%
級班 S級 S班 3連対率 45.0%
脚質 逃 1着 5回
競走得点 114.35 2着 3回
総出走回数 20回 3着 1回

嘉永泰斗選手は、熊本の113期。2025年の寛仁親王牌で優勝し、2026年はS級S班で走っている地元選手です。

直近4カ月の連対時の決まり手は、捲りが61%。出走するレースでは、どの位置から仕掛けられそうかをチェックしましょう。

先行争いで前の選手たちが脚を使い、嘉永選手が捲りを打ちやすい位置にいれば、1着候補として検討したいところ。

その際は、後ろにつく選手が嘉永選手の加速についていけるかも確認。先行する展開なら、ゴール前で番手選手に差される可能性まで考えて、着順を選びましょう。

西島叶子選手

直近4ヶ月の成績
名前(年齢) 西島 叶子(31) 勝率 16.7%
級班 L級 1班 3連対率 70.8%
脚質 両 1着 4回
競走得点 54.83 2着 11回
総出走回数 24回 3着 2回

西島叶子選手は、熊本の118期。熊本をホームバンクにしているガールズケイリンの選手です。

直近4カ月では、24走で1着4回・2着11回・3着2回。2連対率は62.5%、3連対率は70.8%となっています。

この成績からは、1着候補に加えて、2・3着の相手としても検討したい選手です。

ガールズケイリンには男子戦のようなラインがないため、誰の後ろにつけられそうか、どこから自分で仕掛けそうかを確認しましょう。

力のある先行・捲り型の選手を追走できそうなら相手候補に。西島選手が無理なく仕掛けられそうな組み合わせなら、1着に入る展開も考えてみてください。

九州地区の競輪場の特徴について

九州地区の競輪場

まずは熊本競輪場を含めた南関東地区に分類される競輪場のザックリした特徴をご紹介します。

競輪場 都道府県 特徴 主な所属選手
熊本競輪 熊本県 400mバンクでカントがキツい 嘉永泰斗、瓜生崇智etc…
小倉競輪 福岡県 屋内バンクでカントがキツい 嶋田誠也、林慶一郎etc…
久留米競輪 福岡県 直線が若干短いがクセがない 坂本健太郎、田中誠etc…
武雄競輪 佐賀県 直線が長くレムニスケート曲線を採用 秋山貴宏、池田浩士etc…
佐世保競輪 長崎県 400mバンクで直線が短い 平尾一晃、阪本和也etc…
別府競輪 大分県 400mバンクで直線が長い 大塚健一郎、菅原晃etc…

九州地区に分類される競輪場には、それぞれが異なる特徴を持ったバンクがあります。

地区を覚えておくと並び予想をする際に役立つので、頭に入れておきましょう。

各競輪場について詳しく知りたい方は別記事でまとめているので、合わせてご覧ください!

熊本競輪の特徴まとめ

熊本競輪場は、長めの直線と急なカントを持つ400mバンクです。

予想するときに押さえておきたいポイントを、もう一度振り返ってみましょう。

  • みなし直線は60.3mで、ゴール前の差しに注目
  • 急なコーナーを抜け、直線までスピードを保てるかが大切
  • 直近1年の1着は差しが43.9%で最多、捲りも30.8%ある
  • スジ車券率は53.7%で、全国平均とほぼ同じ水準
  • 6・7月は雨が多く、当日の風向き・風速も確認したい

まずは、先頭に立てそうな選手と、後ろにつく番手選手の力関係を見ていきましょう。

先行選手がどれだけ脚を使いそうかを考え、そのまま残るか、最後に番手選手が差すかを判断する形です。

そこに別ラインの捲りや追い込み、当日の風や走路の状態を合わせて考えると、狙う組み合わせを具体的に絞りやすくなります。

熊本のバンクの特徴と、出走する選手の近況を合わせて、予想に活かしてみてください!

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